01 ライフプランニング

ライフプランニングとは、自分の人生における目標や夢を明確にし、それを実現するための計画を立てるプロセスです。主に、経済的な側面(資産形成や資金管理など)を中心にすることが多いですが、ライフスタイルやキャリア、健康など、さまざまな要素を含むことができます。

目標設定

短期目標:1年以内に達成したいこと(例:貯金を増やす、資格取得)
中期目標:1〜5年で達成したいこと(例:マイホーム購入、転職)
長期目標:5年以上で達成したいこと(例:早期リタイア、子どもの教育資金準備)

収入の計画

現在の収入状況:給与、賞与、その他の収入源を確認
将来の収入見込み:昇給や副収入の可能性を考慮

資産管理

資産の把握:現在の貯蓄、投資、不動産などをリストアップ
負債管理:ローンや借金の状況を確認

支出の管理

生活費の見直し:月々の支出を整理し、無駄を削減
貯蓄目標の設定:目標に応じた貯蓄計画を立てる

リスク管理

保険の見直し:生命保険、医療保険、自動車保険などの必要性を検討
緊急時の備え:予期しない事態に備えた資金を確保

ライフスタイルの考慮

趣味や余暇:充実した生活を送るためのアクティビティを考える
健康とウェルネス:健康管理やメンタルケアも重要な要素

見直しと調整

定期的にプランを見直し、状況の変化に応じて調整することが大切です。

ライフプランニングを行うことで、自分の人生に対する透明性が得られ、目標達成のための具体的なアクションプランを持つことができます。

FP(ファイナンシャルプランナー)有資格者が丁寧にお話を聴きライフプラン作成のお手伝いをします。

02 可処分所得

可処分所得

給与所得者が年収500万円と言っても、全ての金額が手元に入るわけではないことは、多くの人が知っていることです。

一般的には手取りと言われています。場合によっては会社で団体保険に加入していてその保険料も引かれている場合もあります。

可処分所得の計算方法

年収とは

給与の額面の額で、社会保険料や所得税・住民税などを引く前の総額です。

可処分所得とは

自分で自由に使えるお金で、年収から必ず引かれる(法定で決まっている)社会保険料や所得税・住民税を差し引いた額です。注意しないといけないのは、会社で団体保険に入っていて給与から引かれているような場合でもこの額は引きません。団体保険に入るかどうかは自由だからです。

給与所得者の可処分所得 = 年収 ー (社会保険料+所得税+住民税)

毎月の給与計算の方法

毎月の給与計算はどのように行われているでしょうか?

 手取り額 = 月額給与 ー (社会保険料+所得税+住民税)

となります。

社会保険料の計算

社会保険(健康保険、介護保険、厚生年金保険)及び子供・子育て支援金(平成8年4月より)、は標準報酬月額に保険料率をかけて求めます。

標準報酬月額の決定は

  • 資格取得時の決定
  • 定時決定(算定基礎届による)
  • 随時改定(月額変更届による)
  • 保険者決定

があります。

雇用保険は給与総支給額(通勤手当を含む)に保険料率を掛けて求めます。

労働者負担会社負担
一般の事業5/1,0008.5/1,000
農林水産・清酒製造の事業6/1,0009.5/1,000
建設の事業6/1,00010.5/1,000

所得税の計算

課税金額※ =(給与総支給額 ー 非課税額(通勤手当など)ー 社会保険料額(雇用保険額を含む) 

を求めて、『給与所得の源泉徴収税額表』を見て源泉徴収額を決定します。(※ここでの課税金額は「その月の社会保険料等控除後の給与等の金額」のことです)」)

※源泉徴収税は仮払いのようなもので、過不足が生じるので、年末調整で過不足を精算します。

住民税の計算方法

住民税は昨年の1月から12月の年収に応じて市町村から5月~6月頃に会社へ住民税決定通知書が送られてきます。

会社はこの住民税決定通知書に基づいて毎月控除します(特別徴収)。控除は6月から翌年5月までです。住民税は昨年の額ですので、中途退職した場合は普通徴収で残りを支払うか、最後の給与で一括徴収されます。

※中途退社人などは天引きではなく、個人で払うことがあります(普通徴収)。

非課税交通費の注意点

非課税交通費の扱いに注意が必要です。非課税なので税金を計算するときには加算しませんが、社会保険、雇用保険を計算するときには非課税交通費を込みで計算します。

住民税の注意点

住民税は前年(1月から5月は前前年)の額なので中途退職した場合も支払う必要があります。

03 退職時の情報

退職した時の保険関係・税金関係の情報ページです。

  雇用保険関係

雇用保険の被保険者(雇用保険に加入していた人)が最も気になるのは失業給付(基本手当等)がどれだけもらえるかでしょう。先ずは雇用保険の情報です。

  受給要件

雇用保険の被保険者が離職し、次の1、2のいずれの要件を満たす必要があります。

  1. 働く(就職する)積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、職業に就くことができない失業の状態にあること。
  2. 原則として、離職の日以前2年間に、12か月以上被保険者期間(雇用保険の加入期間)があること。倒産・解雇等による離職(特定受給資格者に該当します)の場合、期間の定めのある労働契約が更新されなかったこと、その他やむを得ない理由による離職(特定理由離職者に該当します)は、離職の日以前1年間に、6か月以上被保険者期間があること。

  失業給付(基本手当)の給付日数

  自己都合・定年退職・特定理由離職者(一部は除く)

 被保険者であった期間
1年未満1年以上
10年未満
10年以上
20年未満
20年以上
65歳未満90日※90日120日150日

自己都合・定年・特定理由で退職した人はこの一般になります。離職の日以前2年間に、12か月以上被保険者期間が必要です。離職した会社に12か月の被保険者期間がなかった場合でも前職と合わせると12か月以上ある場合は受給できます。(但し、基本手当を受給していた場合などは合わせることはできません)

  就職困難者

被保険者であった期間
1年未満1年以上
5年未満
5年以上
10年未満
10年以上
20年未満
20年以上
45歳未満150日300日
45歳以上65歳未満360日
※一定の身体障碍者・知的障碍者・精神障碍者等

  特定受給資格者・特定理由離職者の一部

 被保険者であった期間
1年未満1年以上
5年未満
5年以上
10年未満
10年以上
20年未満
20年以上
30歳未満90日90日120日180日
30歳以上35歳未満120日180日210日240日
35歳以上45歳未満150日240日270日
45歳以上60歳未満180日240日270日330日
60歳以上65歳未満150日180日210日240日
  • 特定受給者
    • 倒産等により離職したもの
    • 解雇等により離職したもの
  • 特定理由離職者
    • 期間の定めのある労働契約の期間が満了し、かつ、当該労働契約の更新がないことにより離職した者(離職日が2027年3月31日までにある者のみ)

  高年齢求職者給付金(65歳以上)

65歳以上の被保険者が離職した場合は次のようになります。

被保険者であった期間
1年未満1年以上
65歳以上30日50日

離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上あること。

  再就職手当

基本手当の所定給付日数の3分の1以上の支給日数を残して、安定した職業に就き、支給要件を全て満たした場合に支給されます。

  要件

次の条件を満たす人が該当します。

  1. 就職日の前日までの失業の認定を受けた後の基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上あること。
  2. 1年を超えて勤務することが確実であると認められること
  3. 待期満了後の就職であること
  4. 離職理由による給付制限を受けた場合は、待期満了後1か月間については、ハローワークまたは許可・届け出のある職業紹介事業者の紹介により就職したものであること
  5. 離職前の事業主に再び雇用されたものでないこと(資本・資金・人事・取引等の状況からみて、離職前の事業主と密接な関係にある事業主も含みます。)
  6. 就職日前3年以内の就職について、再就職手当または常用就職支度手当の支給を受けていないこと
  7. 受給資格決定(求職申し込み)前から採用が内定していた事業主に雇用されたものでないこと
  8. 原則、雇用保険の被保険者資格を取得する要件を満たす条件での雇用であること

  受給額

基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の2以上

基本手当日額 × 所定給付日数の残日数 × 70%

基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上

基本手当日額 × 所定給付日数の残日数 × 60%

  待機期間と給付制限期間

待機期間は7日間は退職理由に関係なく必ずあります。給付制限は退職理由により次のようになります。

給付制限なし1カ月3カ月
退職理由特定受給者
特定理由離職者
自己都合2回以上受給(1.)
重責解雇(2.)
  1. 退職日から遡って5年間のうちに2回以上正当な理由なく自己の都合により退職し、受給資格決定を受けた場合
  2. 自己の責めに帰すべき重大な理由によって解雇(重責解雇)された場合

待機期間及び給付制限期間は基本手当等は支給されません。

  健康保険・厚生年金保険

退職後の健康保険・厚生年金保険の手続きについてまとめます。

  健康保険の手続き

退職後の健康保険は次のようになります。

任意継続国民健康保険家族の健康保険
手続き先住所地の協会けんぽ
在職中に加入の健康保険組合
住所地の市区町村役場家族の勤務先
加入手続き退職日の翌日から20日以内退職日の翌日から14日以内5日以内
加入条件退職日までに被保険者期間が継続して2カ月以上あること市区町村により異なる扶養の条件内
失業給付を受ける場合は基本的に被扶養者になれない
保険料退職前の保険料の2倍前年所得により計算なし

失業給付を受けない場合は家族の扶養になるのが最も安く済みますが、失業給付を受ける場合は任意継続か国民健康保険を選ぶことになります。

国民健康保険料は各市町村により保険料が違いますが、前年に所得が多い場合は高くなることが考えられます。但し、失業の状態などにより保険料の減免措置があるので、市区町村に問い合わせしてみると良いでしょう。

任意継続の場合は、退職前の保険料のの2倍になりますが、令和8年度の場合は標準報酬月額の上限は320,000円となります。(保険料計算コーナー

  厚生年金の手続き

厚生年金には任意継続のような仕組みはないので、20歳以上60歳未満の人は国民年金に加入となります。

国民年金に加入配偶者の被扶養者※
種別国民年金第1号被保険者国民年金第3号被保険者
手続き市区町村配偶者の勤務先
保険料17,920円(令和8年度)なし

※配偶者が厚生年金に加入の場合のみ

失業の状態などにより保険料の減免措置があるので、市区町村に問い合わせしてみると良いでしょう。

  所得税

所得税は給与額に応じて毎月源泉徴収されています。会社を退職すると源泉徴収票が発行されます。

退職後年内に次の会社に勤めた場合は新しい会社に源泉徴収票を提出して、新しい会社で12月に年末調整をしてもらいます。

勤めない場合は、源泉徴収票を元に確定申告をすることになります。

  住民税

住民税は前年の所得により確定されます。給与から天引きされていた場合(特別徴収)、前年分を6月から翌年の5月までに分割して徴収されています。

退職後勤めていた会社は市区町村に「特別徴収に係る給与所得者異動届出書」を提出します。

退職の時期により普通徴収(個人で年4回に分けて納付)に切り替わる場合と、一括徴収で5月分までの残りを一括で支払う場合があります。

どちらになったかは退職した会社に訪ねてください。普通徴収の場合は納付書が送られてくるので、個人で納めます